Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ひかりあういのち

光り合ういのち

倉田 百三

Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans

Aozora Bunko

それも一日行程で踏破しようと言うのだ。そのため尾道を私は未明に出発する事にした。普通に歩いたのでは一日十八里は歩けるものでない。私は車夫のように「駆け足」をまじえて、上り坂は歩くが平らな道は走って、夜まで三次に着こうという計画なのだ。

来た時のように、車に乗って帰るのだろうと思ってた姉は、私の計画を聞いておどろいた。

「お止しよ、そんな無理なこと。あんたは脚気を治すために尾道に来たんじゃないの」

「脚気はもう直りましたよ。僕はこれからの山の中の中学に帰ってうんと体を鍛えるんです」

姉は私の顔を見ていたが、

「でもあんたがそんなに元気になってくれたのは嬉しいわ。庄原のお父さんも、お母さんもお喜びでしょう……尾道に来ていてよかったわね」

「ありがとう。姉さん。僕とても感謝していますよ。……一寸言えない位です」

と私は心から言った。子供のように可愛がってくれた伯父、伯母。人のいい寛大な従兄。――むつみ合った少女たち、仁田さん、福井さん、子供たち……とても忘れられないと私は心の内で思った。

姉は明日出発する私を送る意味で、牛肉のすき焼きをして、皆で晩飯の時色々とこの一年間のことを話し合った。