Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ひかりあういのち
光り合ういのち
倉田 百三
Lisez 光り合ういのち (ひかりあういのち) de 倉田 百三 (くらたひゃくぞう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 130 439 caractères · 263 écrans
彼は上目使いしてこう言った。どこからそうした媚びを得て来たものか知れなかったが、彼の切れ長の目は絵巻の小姓のそれのような冴えを持っていた。
「手紙はあげるよ。だが自転車なんか買って貰ったりして、宮本とどこへ行ったんだ?」
「吉舎へ、女学校の運動会を見に行ったんです」
「莫迦」
と私は叱った。
「でも宮本さんがどうしても行くと言って肯かなかったんです」
と悄気て見せたが、すぐ狡るそうな目付をして、
「宮本さんはしつこいから嫌です。毎日遊びに行かないと機嫌が悪いのです」
私は嫉妬に似た感情と戦争心とを煽られた。
「君は宮本のチャームだって人が言ってるよ」
「親切にして下さるから仲よくしてるだけなんです」
彼は額を赤らめもせずにこう言って、試めすように私の顔を見ていたが、
「あなただったらいいんだけれど」
「僕は何も買ってあげられないよ」
「何も要りません」
と彼は強く言った。「今夜鵜船を見に行きません?」
「行ってもいいよ」
と私は言ったが、何か腹の中がぞくぞくとした。私たちは夜巴橋で逢う約束をして別れた。
私はその頃太閤記を読んでいた。そして信長が小姓たちを愛する気持ちに、或る男性的な美を感じていた。