Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

けんきょう

剣侠

国枝 史郎

Lisez 剣侠 (けんきょう) de 国枝 史郎 (くにえだしろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 156 961 caractères · 310 écrans

Aozora Bunko

「あまり早く出かけて行って、その屋敷のあたりをまいまいし、陣十郎に目付けられでもしたら、面白くないことになる、おそい方がよろしゅうござる」と、要介はそう云ってかえってよろこんだ。

家にいる時も外へ出てからも、どういう因縁から源女のお組などと、先生にはお懇意になりましたか? お組のうたった不思議な歌の意味、あれはどうなのでござります? 何が故に水品陣十郎は、先生やお組を狙うのですかと、浪之助はいろいろ要介に対して、訊きたいことがあったけれど、一つは昨夜陣十郎によって、そういうことに触れてはならぬと、威嚇されたのが身に泌みてい、一つは要介その人も、そういうことに触れられることを、好んでいないように思われたので、つい浪之助は訊きそびれてしまった。

こうして本郷の榊原様の、お屋敷地辺りまでやって来た。

屋敷町は更けるに早く、ほとんど人の通りなどなく、家々の門は差し固められ、甍が今夜も明かな月夜、その月光に照らされて、水に濡れたように見えるばかりであった。

「先生、このお屋敷でございます」と、浪之助はお長屋の一軒の前で立った。

二百石取りか三百石取りか、相当立派な知行取りの、お長屋であることは構えで知れた。