Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

くんしょうをもらうはなし

勲章を貰う話

菊池 寛

Lisez 勲章を貰う話 (くんしょうをもらうはなし) de 菊池 寛 (きくちかん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 13 721 caractères · 28 écrans

Aozora Bunko

「豚め」と吐きつけるようにいうと、そのままドアを力まかせに開いて、外へ出た。ダシコフは彼の後姿を見ながら、

「それじゃ罰の方が欲しいのだな」と後から、捨台詞を投げた。

四

ルブリンが陥ちたという報道が来た。ドイツの飛行機タウベが、ワルシャワの上空を見舞う日が多くなった。そのうちの一機が、夏の日に、輝いて流れるヴィスワ川の上空から、ワルシャワの街の上を低く飛翔しながら多数の紙片を撒いた。その紙片には、

「木曜日にワルシャワ陥つべし」と書いてあった。何週の木曜日だか、正確な時日はわからなかったが、それが、ワルシャワの市街を、ほのかに運命づけたようにみえた。ワルシャワの市民は、この紙片を見て笑った。が、それは、嘲笑でもなければ、苦笑でもない、一種妙な、皮肉な笑い方であった。

ポーランド人が多いワルシャワの市民は、戦いについて、こんなことをいっていた。

「露兵が独兵を、遠く駆逐してくれればいい。そして彼らがワルシャワから、遠く離れてくれればいい」この彼らのうちは、独兵も露兵も、一緒に含まれていたのである。

亡国の氏として、露国の主権に服従していた人々には、今度、独軍がワルシャワを占領するということは、借家人が、いつの間にか、自分の家が売物に出ているのを知るのと、あまり変ったおどろきではなかった。