Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
らんとうばのてんにょ
卵塔場の天女
泉 鏡花
Lisez 卵塔場の天女 (らんとうばのてんにょ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 47 251 caractères · 94 écrans
いわんや、亡者を焼く烈々たる炎には、あの雪の膚が脂を煮ようものを。朱唇に煉炭を吹こうものを。――
私にしても仮にこの雪代夫人と……
「でも、小父さんは気が弱いんですね、――あの、お久さんの頸の下が三寸ばかり、きれいで……似ているって、」
耳朶をほんのり染めつつ、
「私のここへ――倒れて泣いたんです。涙がね、先生、随分泣いて、まだ、しっとりとしていますわ。情の迫った涙ですもの、着換えるのが惜いんです。」
私は危くその背に手を当てようとした。
翌日、朝、汽車で立つ時、雪代さんが、ひとり衣紋を正して送った。
もう一人、中学の、くちゃくちゃの制帽と服で、鍵裂だらけで、素足に高足駄を穿いた勇壮な少年がある。酒の席などでは閑却されたが雪代夫人の弟である。
「……先生、学校でも、教師も生徒も知ってるんですよ、先生の来た事を。僕、お話をききたかったんだけれど、この姉なんぞが邪魔にしおって……」
「邪魔にはしませんよ。」
「何いってやんでえ! おかめ。」
「ああ、もう出ます――先生、くれぐれも八郎さんが言ってでした。……ほかにお見せ申すものはありませんが、是非、白山を見て下さいって。