Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ともだちどうし
友だちどうし
小川 未明
Lisez 友だちどうし (ともだちどうし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.
N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 2 008 caractères · 4 écrans
乳色の冬の空から、まぶしいほど、日の光は大地へ流れていました。風のない静かな日で雪のない国には、やがて、春が間近へやってくるように感ぜられるのでありました。
年ちゃんは、紅茶の空きかんの中へ、ガラスのおはじきを入れていましたし、正ちゃんは、ほうじ茶の紙の空き袋の中へ、ガラスのおはじきも入れていれば、また、秋の暮れにお宮の大きな木の下で拾った、銀杏の実も入れていました。
毎朝、洗い清められる玄関の外のアスファルトの上に、二人はしゃがみながら、たがいにおはじきを出して見せ合ったり、取りっこをしたりして、遊んでいました。年ちゃんの持っている、青い色のおはじきは、町へお母さんといっしょにお使いにいって買ってもらったもので、眼鏡のようにして、すかして見ると、空も、家も、木も、うす青く、遠く、遠く、なって見えるので、年ちゃんは魔法の眼鏡と自分で呼んでいる、大事な、そして、好きなおはじきでありました。また、正ちゃんの銀杏の実は、自分が木から落ちたのを拾って、いいのだけを択んだもので、たとえおはじきを五個でも、一粒の銀杏の実とは換えがたい貴いものでありました。