Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

はんこう

反抗

豊島 与志雄

Lisez 反抗 (はんこう) de 豊島 与志雄 (とよしまよしお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 140 121 caractères · 282 écrans

Aozora Bunko

周平は黙って杯の数を重ねた。

「井上さんは、」と保子が云った、「飲めないような顔をして随分飲めるのね。」

「飲めないような顔って、どんな顔なんです。」と周平は云った。

「あなたみたいな顔。鏡でみてごらんなさい。」

周平は突然不快を覚えた。彼は自分の顔立の欠点を知っていた――眉と眼との間が迫り、鼻がわりに長く、※(「臣+頁」、第4水準2-92-25)が短かった。それを今保子から軽蔑されたような気がした。何とか云い返してやりたく思ってると、横田が口を開いた。

「では、僕の顔はどんな顔なんだい。」

「銅像みたいですよ。酒なんかぶっかけても当分はげそうにないわ。」

「そんなに黒くなったのかな。」

「ええ、真黒よ。ねえ、井上さん。」

微笑んだ唇から白い歯を覗かして、軽く首を傾げてる彼女の姿を、周平はちらりと見やった。睫毛の影を宿した濡いのある眼が、彼の心を囚えた。彼は額が汗ばむのを覚えた。すると、俄に顔が赤くほてってるのを知った。彼女が云い出したのは、顔の恰好ではなくて色のことらしかった。それでも反抗的に云った。

「顔の批評は止しましょうよ。生れつきで自分でどうにも出来ないことだから。