Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こくをみる

古句を観る

柴田 宵曲

Lisez 古句を観る (こくをみる) de 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 028 caractères · 333 écrans

Aozora Bunko

編笠の頤見ゆる祭かな    朱拙

祭の列にいる人でもあろう、編笠を深く被っているので、その顔は見えぬ。僅に頤だけが見える、というスケッチである。祭という背景については何も描かず、祭の中にある人の、そのまた一部を捉えて描く。昔の句にもこういう傾向がないでもない。

笠を被っている人の顔は、帽子などと違って何となく趣がある。「山車引くと花笠つけし玉垂の細し少女の丹の頬忘らえね」という香取秀真氏の歌は、山車を引く花笠であり、くわし少女の丹の頬であるから、更に美しいけれども、朱拙の句も祭の句だけに、尋常の編笠とは同一に見がたい。但この編笠の主は、男性か女性か不明である。

外向に咲かたがるや卯木垣    四睡

垣根の卯木が外向に白い花をつけて、その花のついた方に傾いている、というだけの句である。「かたがる」は傾くの意であろう。作者は内側から卯木垣を見ている場合ではないかと思われる。

卯木垣のことは知らぬが、山茶花や薔薇の垣根なども、花は外向についていることが多いようである。垣根の山吹なども外へ咲き垂れる。それが行人の目を惹く所以であり、子供が折って行く動機にもなる。