Classiques japonais avec furigana
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
Lisez 古句を観る (こくをみる) de 柴田 宵曲 (しばたしょうきょく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 166 028 caractères · 333 écrans
の距離を遠く感ずるのである。句としては特に見るに足らぬが、無性箱の消息を伝えたものとして、前句と併看の価値はあるかも知れない。
炭竈や両膝抱て髭男 散木
炭竈を守るためであろう、ぼうぼう髭を生した男が、両膝を抱いてそこにいる、というのである。「炭焼のひとりぞあらん竈の際」という其角の句は、炭竈の様子を想いやったのであるが、これは炭竈のところにいる男の様子を、的確に現した点に特色がある。
「両膝抱て」という中七字は、その男の様子を描き得て妙である。「蓆敷いて長臑抱きぬ夜水番 泊月」などという句も、この意味において軌を同じゅうするものであろう。
前髪に雪降かゝる鷹野かな 吏明
鷹野の趣は、猟銃以後に生れたわれわれには十分にわからない。同じ狩であっても、飛道具に鷹を用いるとなると、雅致と余裕と並び生ずるような感じがする。一度呑ませたあとで吐かせる鵜飼とは同日の談でない。
御小姓などであろう、鷹野の御供をする若衆の前髪に、霏々として雪が降りしきる。勿論雪はあたり一面降り埋めつつあるのであるが、美しい若衆の前髪に降りかかるところを見つけたのが、この句の主眼であり、鷹野の景色に或ポイントを与えたことになっている。