Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こどものかなしみ
号外・少年の悲哀 他六篇
国木田 独歩
Lisez 号外・少年の悲哀 他六篇 (こどものかなしみ) de 国木田 独歩 (くにきだどっぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 28 584 caractères · 59 écrans
「親父は車夫の野郎とけんかをして殺されたのだ。これをやるから木賃へ泊まってくれ。今夜は仲間と通夜をするのだから。」と、もらった銀貨一枚を出した。文公はそれを受け取って、
「それじゃア親父さんの顔を一度見せてくれ。」
「見ろ。」と言って、弁公はかぶせてあったものをとったが、この時はもう薄暗いので、はっきりしない。それでも文公はじっと見た。
※(アステリズム、1-12-94)
飯田町の狭い路地から貧しい葬儀が出た日の翌日の朝の事である。新宿赤羽間の鉄道線路に一人の轢死者が見つかった。
轢死者は線路のそばに置かれたまま薦がかけてあるが、頭の一部と足の先だけは出ていた。手が一本ないようである。頭は血にまみれていた。六人の人がこのまわりをウロウロしている。高い土手の上に子守の小娘が二人と職人体の男が一人、無言で見物しているばかり、あたりには人影がない。前夜の雨がカラリとあがって、若草若葉の野は光り輝いている。
六人の一人は巡査、一人は医者、三人は人夫、そして中折れ帽をかぶって二子の羽織を着た男は村役場の者らしく、線路に沿うて二三間の所を行きつもどりつしている。