Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

よしわらしんわ

吉原新話

泉 鏡花

Lisez 吉原新話 (よしわらしんわ) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 37 157 caractères · 75 écrans

Aozora Bunko

「芸者です、今じゃ、あの、一番綺麗な人なんです、芸も可いの。可哀相だわ、大変に塩梅が悪くって。それだもんですから、内は角町の水菓子屋で、出ているのは清川(引手茶屋)なんですけれど、どちらも狭いし、それに、こんな処でしょう、落着いて養生も出来ないからって……ここでも大切な姉さんだわ。ですから皆で心配して、海老屋でもしんせつにそう云ってね、四五日前から、寮で大事にしているんですよ。」

「そうかい、ちっとも知らなかった。」と民弥はうっかりしたように言う。

「夜伽をするんじゃ、大分悪いな。」と子爵が向うから声を懸けた。

「ええ、不可いんですって、もうむずかしいの。」

とお三輪は口惜しそうに、打附けて言ったのである。

「何の病気かね。」

と言う、魯智深の頭は、この時も天井で大きく動いた。

「何んですか、性がちっとも知れないんですって。」

民弥は待構えてでもいたように、

「お医師は廓のなんだろう、……そう言っちゃ悪いけれど。」

「いいえ、立派な国手も綱曳でいらっしゃったんですの。でもね、ちっとも分りませんとさ。そしてね、照吉さんが、病気になった最初っから、なぜですか、もうちゃんと覚悟をして、清川を出て寮へ引移るのにも、手廻りのものを、きちんと片附けて、この春から記けるようにしたっちゃ、威張っていた、小遣帳の、あの、蜜豆とした処なんか