Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

とさのくにばしら

土佐の国柱

山本 周五郎

Lisez 土佐の国柱 (とさのくにばしら) de 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 17 375 caractères · 35 écrans

Aozora Bunko

四

民心が帰服して、山内家万代の日が来るまでは、成仏せぬとさえ仰せられてある。……それなのに、事実はどうか」

四

「土民たちは依然として反抗の意を懐いている。寧ろ御威光を軽んじ貶めているとも云えるだろう。こんな状態では、御三年忌の御霊前に見えることは出来ないぞ!」

喜兵衛は言葉を強調するために、暫く黙っていたのち再び続けた。

「こういう状態を来した直接の責任は、高閑斧兵衛どのにある。斧兵衛どのは『刑罰を厳にしただけでは民心は帰服せぬ』という仰せを穿き違えて、ただ御寛大、御寛大の一点張りで来た。……百日忌の御法会に、お供先へ魚を抛った狼藉を、なんのお咎めもなしに解放したのは誰か。魚網運上の件に就て、漁師どもが騒動を起したとき、運上取り止め、騒動に及んだ漁師どもに一人の咎めなしという裁きを押切ったのは誰か。……また去る秋、諸方の豪族、郷士どもに、年貢上納を申付ける議が出たとき、その時期に非ずと反対して、是を揉消したのは誰か。斧兵衛どのだ。みんな斧兵衛どのだ」

喜兵衛の言葉が静かであるだけ、その声音の底に脈搏っている忿怒が、若い者たちの胸にびしびしと感じられた。