Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ちきゅうようさい

地球要塞

海野 十三

Lisez 地球要塞 (ちきゅうようさい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 71 834 caractères · 144 écrans

Aozora Bunko

「艦籍不明!」

と、オルガ姫は、すぐに応えた。

「艦籍不明か。どうせ汎米連邦の艦隊だろうが、なんの用があって、こっちへ出動したのかな」

まさか、このクロクロ島が見つかったためではあるまい。

だが、先刻、久慈は、私に向って警告した。

(この調子では、そっちへも、監察隊が重爆撃機に乗って急行するかもしれませんよ!)

という意味のことを云った。今、近づいてくるのは、哨戒艦であって、重爆撃機ではないから、話はちとちがう。といって、もちろん、安心はならない。

「二万メートル!」

と、オルガ姫が叫んだ。私は、哨戒艦との距離二万メートルの声を待っていたのだ。

「おお、そうか。では――テレビジョン、点け! 吸音器開け!」

私は、命令した。

壁間に、ぽッと四角な窓があいた。窓ではない、テレビジョンの映写幕である。静かな海面、すこし弯曲した水平線、そして、そのうえに、ぽつぽつと浮かぶ三つの黒点――それこそ、近づく三隻の哨戒艦であった。このテレビジョンは、赤外線を受けているので、映写された夜景は、まるで昼間の景色と同様に明るく見えるのだった。

その横では、吸音器が、はたらきだした。