Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

ぼっちゃん

坊っちゃん

夏目 漱石

Lisez 坊っちゃん (ぼっちゃん) de Natsume Sōseki (夏目 漱石) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 88 491 caractères · 177 écrans

Aozora Bunko

「聴かなくって。新聞屋に友達が居りゃ訳はないさ」

「友達が居るのかい」

「居なくても訳ないさ。嘘をついて、事実これこれだと話しゃ、すぐ書くさ」

「ひどいもんだな。本当に赤シャツの策なら、僕等はこの事件で免職になるかも知れないね」

「わるくすると、遣られるかも知れない」

「そんなら、おれは明日辞表を出してすぐ東京へ帰っちまわあ。こんな下等な所に頼んだって居るのはいやだ」

「君が辞表を出したって、赤シャツは困らない」

「それもそうだな。どうしたら困るだろう」

「あんな奸物の遣る事は、何でも証拠の挙がらないように、挙がらないようにと工夫するんだから、反駁するのはむずかしいね」

「厄介だな。それじゃ濡衣を着るんだね。面白くもない。天道是耶非かだ」

「まあ、もう二三日様子を見ようじゃないか。それでいよいよとなったら、温泉の町で取って抑えるより仕方がないだろう」

「喧嘩事件は、喧嘩事件としてか」

「そうさ。こっちはこっちで向うの急所を抑えるのさ」

「それもよかろう。おれは策略は下手なんだから、万事よろしく頼む。いざとなれば何でもする」

俺と山嵐はこれで分れた。赤シャツが果たして山嵐の推察通りをやったのなら、実にひどい奴だ。