Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいうちゅうえんせいたい
大宇宙遠征隊
海野 十三
Lisez 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 53 967 caractères · 109 écrans
当直の報告
当直の報告
「艇長。そのめずらしいものとは、一たいどんなものですか。早くおしえてください。ぼく、早くききたくてしようがないなあ」
風間三郎は、すこし鼻にかかったこえで、艇長にねだった。
「はははは。それをききたいのか。まあ、今話をしてしまっちゃ、あとでおもしろくない。いずれ、そのうちに、みんなさわぎだすだろうから、まあ、それまでまっていたがよい」
艇長は、卓子の前へきて、椅子に腰をかけた。
「艇夫。それよりも、コーヒーだ」
「コーヒーは、今、やりなおしています。重力装置の故障のとき、すっかりこぼれてしまったんです」
「そうか。それはもったいないことをした」
「艇長。コーヒーがわくあいだに、話をしてくださってもいいでしょう」
「はははは。お前はなかなか、うまいことをいって、ききだそうとする。しかし、だめだよ。コーヒーがわくあいだに、わしは地球儀をかくことにしよう。たしか、印度洋のへんまで、かいたおぼえがある」
そういって艇長は、ゴム風船の入った箱を、卓子のうえへもってきて、片手に絵筆をにぎつた。それから艇長の手が、器用にうごきはじめる。
そうなっては、もうしかたがない。