Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

Lisez 大宇宙遠征隊 (だいうちゅうえんせいたい) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 53 967 caractères · 109 écrans

Aozora Bunko

月の上で、身体が自由にうごくようにと、この宇宙服の重さがはじめからきめられてあるんだ。これでいいのだよ」

艇長のいうことは、三郎には、はっきりわかりかねたが、心配のことだけは、よくわかったので安心した。

その艇長は、腕時計をちょっと見て、それからまた別な号令をかけた。

「窓を開け!」

すると信号員が、窓を開けと、号令をくりかえした。

窓が開くのだ。

ごとごとごとと、妙な音がきこえたと思ったら、急にあたりがしずかになった。それまでにきこえていたエンジンのひびきも、司令塔内の話ごえも、みな急に消えてしまった。なんだか気がとおくなりそうであった。三郎はあわてて、あたりをきょろきょろ見まわした。

それと気がついたのであろう、艇長は三郎の腕を、ぎゅっとつかんでくれた。

「あ、艇長……」

と、三郎は叫んだ。がそのこえは、いつものこえとはちがって、たよりなかった。

「おい、風間艇夫。おどろいちゃいけないね。お前も、日本少年じゃないか。しっかりしろ」

艇長のこえが、三郎の耳もとで、がんがんとひびいた。

三郎は、艇長のこえに、元気をとりもどした。

「すみません、すみません」