Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいこんとダイヤモンドのはなし

大根とダイヤモンドの話

小川 未明

Lisez 大根とダイヤモンドの話 (だいこんとダイヤモンドのはなし) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N3. Touchez un mot pour le sens.

N3 · intermédiaire · kanji et kana modernes · 3 929 caractères · 8 écrans

Aozora Bunko

秋になって穫れた野菜は、みんな上できでありましたが、その中にも、大根は、ことによくできたのであります。

百姓は、骨をおった、かいのあることをいまさらながら喜びました。そして、これだけにできるまでの、過ぎ去った日のことなどを考えずにはいられませんでした。

彼は、ある日、圃に出て、たねをまきました。それが、小さなちょうの翼のような芽を出してから、どんなに手のかかったことでしょう。柔らかな葉に、虫がついたときに、それを取ってやりました。また、暑い日盛りには、楽に暮らしているような人々は、みんな昼寝をしている時分にも、圃に出て肥をかけてやりました。また、ひでりが幾日もつづいて、圃の土が白く乾きましたときに、水をやることを怠りませんでした。

こうした、ようようの骨おりで、大根は、こんなにみごとにできたのであります。百姓は、考えるとうれしくてたまらなかったのであります。そして、自分の子供を見るような目つきをしてながめていました。

百姓は、自分の汗や涙がかかり、また魂の宿っている、それらの野菜を、そのまますぐに車に積んで町へ売りにゆくには、なんとなくしのびませんでした。