Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 86 467 caractères · 168 écrans

Aozora Bunko

そんならば、そのように返事のしようもあったものを――自分ながら何という血のめぐりの悪さだ、何が若くて頭がいいんだ、そのくらいの気転が利かないで、どうして外国人のお相手がつとまる!

何のことだ、ばかばかしい。

忠作は、一時、全く自分というものが、やっぱり低能児のお仲間でしかあり得ないのではないか、と歯噛みをしてみたのです。

事実、この支配人が、お絹さんにまいっているのかいないのか、そんなことは詮索する必要はないが、お絹さんをマダム・シルクと呼ぶことは洒落にしても、立派に筋の通った洒落だ。まして、あちらは洒落でも揶揄でもなく、多少の熱情と敬意を持つ真剣の呼び名であるとしたら、そのくらいのことを心得ないで、外人相手の奉公なり、商売なりが勤まるか、つとまらないか。

忠作は自分ながら、それを歯痒さに堪えられないでいたが、そうかといって、いつまでクヨクヨと物案じをしている男ではない、コック部屋からまた給仕部屋へ帰ってから、このことがきっかけに、妙な方へこの少年独特の頭が働き出してきたことです。

日本の絹は世界で第一等だ――とここのマネージャが言っていると、今もコック見習の六ベエが言った。