Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 254 021 caractères · 495 écrans

Aozora Bunko

「ハハン――」

と来ました。こいつら、誰かに頼まれて、いやがらせに来やがったんだよ。

誰を、このお角さんをさ。いったい、お角さんに何の恨みがあるか知れないが、胡麻の蠅めらのするこたあ、江戸ッ子にゃわからねえのさ。笑わせやがらあ、今日はその手に乗らないよ。

お角さんは、ついと立ち上って、一行の者に言いました、

「蠅虫が出て来てうるさいから、山王様へ行きましょうよ、山王様へ」

百七十二

お角さん一行が、急に毛氈を巻いてこの場を引払うと、南京バクチの一行が、つづいてまた盆蓙を引払って、一かたまりになって、ぶらりぶらりとお角さんの一行のあとをついて来る様子です。

こいつら、いよいよあれだ、お角さんは、せせら笑いながら、ゾロゾロと予定のプログラムである山王様の方へ向って、ブラブラと進行をはじめますと、そうすると、右の安バクチうちの一行は、またブラリブラリと、お角さん一行のあとをつけてやって来る。

ついて来やがるな、だが、お見受け申したところ、啖呵も切れないが、凄味も利かない奴等だ、あいつらの器量では、せいぜい、いやがらせをしてみるくらいのもので、腕出しをするだけの度胸はない、万一、何か手でも出しゃがッたら、只は置かないよ、こういう時に、あの友兄いの奴でもいりゃ、思いきり眼にもの見せてやるんだが、なあに