Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

ja-reading.com

Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠

中里 介山

Lisez 大菩薩峠 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 104 838 caractères · 204 écrans

Aozora Bunko

「なるほど、伊達政宗がローマへ使を遣った時の船が、ここから出たのですか」

「そうです、それが最初から我々の頭にあるものですから、石巻とは言い条、寧ろここを我々の投錨地――次第によっては当分、第二の根拠地と想像して、予定してやって来たのですが、来て見ると案外でした」

「どう案外でした」

「どうも、政宗があれだけの船おろしをしたのは、この浦ではないようです」

「どうしてそれがわかります」

「あの時は――政宗が拵えた船は、幕府からも船大工十人の補助を受けてやった仕事なのですが、長さが十八間、幅が五間半、高さが十四尺、乗組は南蛮人を合わせて百八十人という多勢ですが、どうもこの地へ来て見ると、ここでそれだけの造船がやれそうには思われないのだ」

「なるほど」

「伊達政宗という人は、船を造ることにはかなり興味を持っていた男だが、その事業や、野心の程度などについては、多くの疑問が残されている、月ノ浦の地形を見て、いよいよその問題が大きくなってきたところだ」

「そうだろう、独眼竜、あいつ、なかなか食えない奴だからな」

と田山白雲が、伊達政宗を友達扱いででもあるように言い放ちますと、駒井甚三郎が、