Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
だいぼさつとうげ
大菩薩峠11
中里 介山
Lisez 大菩薩峠11 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 368 567 caractères · 720 écrans
「一枝手折って欲しうござる」で、手をからげて水車のような形も艶っぽくてよい。
この時ならぬ花見の催しに、あたり近所が急に春めいてきて、病葉の落ちかかる晩秋の桜の枝に花が咲いたようです。折柄、参詣の人の足もとどまり、近所あたりの人もたかって来る。
踊り手も、それで一層、張合いになって踊りもはずみました。
そこで、自然、宇治山田の米友も、ひとり長く甘睡を貪ることを許されなくなりました。
踊りに夢を破られた米友が、むっくりと起き上り、睡眼をみはると、このていたらくで、不覚にも眠りこけた自分というもののおぞましさを悔ゆると共に、いつのまにか、あたりの光景の花やかな変り方に驚きました。
自分のねこんだ時は、四方に人も無く、日当りのいい小春日和で、おのずから人を眠りにいざなうような、のんびりした桜の木蔭でしたけれども、眼がさめて見れば百花爛漫の園となってしまったような有様ですから、暫く米友は、夢の中の夢ではないかとさえいぶかりました。
仰天して見ると、あたりこそ花を振りまいたような陽気ですけれど、仰いで見るところの稚児桜は、寝込んだ以前に見たのと、少しも変りません。