Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠16

中里 介山

Lisez 大菩薩峠16 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 268 946 caractères · 520 écrans

Aozora Bunko

「困りましたねえ」

お雪ちゃんは、敷きかけた蒲団を吹流しのように持ったまま、天を仰ぎ、軒をながめて所在に窮している。

米友はついに、せっかく手にした杖槍を投げ出して、炉辺へ来てどっかと小さな胡坐をかいてしまいました。お雪ちゃんが敷きかけた蒲団を抛り出して、

「あれ、また、あんなに鷲の子が荒れ出しました、籠をこわしてしまやしないかしら、友さん、どうかして頂戴、籠をこわして飛び出されては大変ですから」

「待ちな」

と言って、いったん炉辺へ坐りこんでみた米友はまた立ち上って、その鷲の子の猛然たるはばたきのする納戸の方へ行こうとすると、お雪ちゃんが、早くもその新しい調度の一つなる行燈をつり下げて、米友の先に立ちました。米友のために案内して、鷲の子を預かっている次の納戸の隅の方へと光を持って行くのです。まもなく米友は、大きな鉄の四角な鳥籠を一つ抱え込んで、こちらの座敷へ持ち込みました。人間に抱えられたと見ると、なおいっそうはばたきと暴勢とを加え、また一種名状し難い哀叫怒号を加えて荒れ廻るのを、米友は籠ぐるみ牛蒡抜きにした恰好で抱き出して来て、そうして炉辺の一方へ押据えたが、動揺を防ぐために、のし板を持って来てあてがった上に、沢庵石かなにかを臨時の押えとして重しをかけ、さて自分は、以前の炉辺へ戻って、どっかと小さな胡坐を