Classiques japonais avec furigana
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だいぼさつとうげ
大菩薩峠16
中里 介山
Lisez 大菩薩峠16 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 268 946 caractères · 520 écrans
かいて、爛々たる眼を見開かして、そうして籠の中を注視監視の姿勢を取りながら、その処分方法を考え込んでいるものらしい。
二十五
かく内と外と相呼応する物騒がしさのうちに、宇治山田の米友は、泰然として坐りこんでみたものの、実は米友としては余儀ない次第なので、さすがに生一本のこの男も、ほとほと手のつけようがないのです。
お雪ちゃんはもとより、おどおどとして為さん術を知らない。
しばらくあって、決然として米友が立ち上りました。
決然として立ち上ると共に、猛然として、籠の上ののし板を取払ったと見ると、その籠を力にまかせて、肩の上までかつぎ上げましたからお雪ちゃんが、
「友さん、どうするの」
「仕方がねえから……」
と言って米友は、雨戸の際まで子鷲の入った籠をかつぎ出して、そこで、片手でもって心張棒を取外し、鍵を上げて、カラリと戸を押開いたものですから、お雪ちゃんが、
「友さん、それを逃がしちまってはいけません」
「だッて……」
と米友は少しどもりながら、籠の戸を表の方に押向けると、その手は早くも水門口を開くように、籠の戸を引き上げにかかったものですから、またもお雪ちゃんが、