Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

だいぼさつとうげ

大菩薩峠19

中里 介山

Lisez 大菩薩峠19 (だいぼさつとうげ) de 中里 介山 (なかざとかいざん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 319 771 caractères · 617 écrans

Aozora Bunko

だから、話せば話もわかる男で、存外、御し易いのだ。なにも彼を強いて敵に取るには及ばない。相当に追従して置いて、適当の時機に利用するもまた妙ではないか。

伊東甲子太郎は、こんなことを胸中に考えて、ほくそ笑みつつ、ふと手を掲げて、己れの持った提灯をかざして見ると、また一段と肩身の広いことを感ずる。

畏くもこの御紋章が物を言うのだ。こうして深夜、大手を振って、昨今の京洛を闊歩できるというのも、一つはこの御紋章が物を言うのだ。おれを快しとしない近藤一味といえども、この提灯に仇をなすことはできない。

かくて伊東は、満ちきった気分を以て橋を渡りきって、いよいよ再三問題の、南側の火事場あとの板囲いのところへさしかかったのであります。

これより先、この板囲いの中には都合五人の黒いのが隠れておりました。

抜身の槍の穂先が、尖々と月光にかがやいている。刀の白刃が、鞘の中で戞々と走っている。五人十本の腕が、むずむずと手ぐすねで鳴っている。

その間へ、別の方面の板囲いの透間を押分けて、また一つの黒いのが這い込んで来ました。見ると、それが、さきほどの斎藤一です。忍び寄った斎藤は、この五人の鞘走りの一団へ近づいて、