Classiques japonais avec furigana
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てんぐがいでん きられのせんた
天狗外伝 斬られの仙太
三好 十郎
Lisez 天狗外伝 斬られの仙太 (てんぐがいでん きられのせんた) de 三好 十郎 (みよしじゅうろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 122 347 caractères · 243 écrans
それでも今日はそれでよい、明日が日はまたどうなるのだ? 聞いているか? お前の百両は、それらの百姓の苦しみを明日まで一寸伸ばしにしただけだ。
仙太 …………。
今井 (ヒョイと奥の夜空に目をやって)おお、明るい!(なるほど奥、遠くの夜空がボーッと焼けて来ている。夜明けの明かりとも違う。もっと赤い)
加多 ……他の国の士のことは知らず水戸は義公烈公以来、東湖先生以下、農を以て国本とす、志有る士は百姓を忘れて存在しなかった。知っているらしいから言うが、今回のことも、われわれの志が上、上天と下百姓の思うことと血がつながっていなければ、ことは成らぬ。成るはずがないのだ! また、つながって居ればこそ、玉造、小川、潮来一円、何百という百姓がわれわれに来り投じたのだ。
仙太 え、百姓が※(疑問符感嘆符、1-8-77)
加多 そうだ。その上に常・野・総三国にわたって動こうという博徒無頼、バクチ打ちだな、これが二十人近くは有る。これは何の故だ? また、何のためだ? 現にあの甚伍な、あれがその雄なるものだ。
仙太 そ、そ、その、実ぁ、私がこの金を持って行こうというのは、その甚伍左の旦那の留守宅だ。