Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ようかいがく
妖怪学
井上 円了
Lisez 妖怪学 (ようかいがく) de 井上 円了 (いのうええんりょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 59 416 caractères · 117 écrans
その一種ここにありて、他の一種かれに遊ぶによると解釈せり。これを一身重我説と名づく。重我とは、我に二重の体ありて、内外相合してこの一身を成立するを義とし、昼間は二種の我相合して作用を現し、夜間はその一種出でて野外に遊ぶ。これ、夢の起こる原因となす。この重我説ようやく発達して、身心二元説となる。身心二元説にありては、身は有形、心は無形なることの道理明らかに知らるるも、重我説にありては、二元ともに有形にして、同一の作用をなすものと信ぜり。しかれども、古代にありて、大抵この説に基づきて妖怪の説明を下せり。例えば、人の死するがごとき、これを夢と同一に解釈し、一我ここにありて他我ほかに遊ぶより、死の起こるなりと信ぜり。ただ、その夢と異なるは、他我の遊ぶ所、夢よりは一層遠く、かつその遊ぶ時間、夢よりは一層長きの別あるのみ。これをもって、夢のときは、その人を呼びてたちまち醒覚せしむることを得るも、死のときは、なにほど大声にてその名を呼ぶも蘇生することなし。けだし、死のときは他我の出でて遊ぶ所いたって遠くして、呼び声のこれに達することあたわざるによると信ずるなり。