Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ようふんろく
妖氛録
Lisez 妖氛録 (ようふんろく) de Nakajima Atsushi (中島 敦) en japonais avec furigana. JLPT N1. Touchez un mot pour le sens.
N1 · avancé · kanji et kana modernes · 5 005 caractères · 11 écrans
事の真偽に些か疑を抱いた荘王は、巫臣を召して、その意見を徴した。
「本当らしく思われます。」と巫臣は答えた。
「晋では、※の戦で我の得た捕虜の中に、智というものがおります。晋では此の者を取戻したいのです。智※(「螢」の「虫」に代えて「缶」、第4水準2-84-69)の父は晋侯の寵臣であり、且つ其の一家は鄭国に知己を多く有っているので、此の際鄭を仲介として、我が国と捕虜交換をしようというのでしょう。それで、彼に囚われている我が公子穀臣と、襄老の尸とを返そうというのだと思われます。」
王は頷いて、夏姫を鄭に帰した。夏姫には固より、巫臣の意は疾くに通じられている。出発に臨んで「夫の尸が得られなければ、二度と戻りませぬ」と傍の者に言った。「夫の尸は得られそうもありませぬ故、私は再び戻りますまい」という意味に取った者は誰一人無い。黒ずくめの喪服に日頃の凄艶さを包んだ夏姫の旅姿には、流石に亡夫の尸を取りに行く未亡人らしい殊勝さが見える。黒要とは、極めてあっけなく別れた。夏姫が鄭に着くと、それを追いかけるようにして巫臣の密使が鄭に行き、夏姫を聘し度い旨を伝えた。鄭の襄公は之を許した。