Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

こどもはかなしみをしらず

子供は悲しみを知らず

小川 未明

Lisez 子供は悲しみを知らず (こどもはかなしみをしらず) de 小川 未明 (おがわみめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 3 134 caractères · 7 écrans

Aozora Bunko

の力を借りねばできぬ事業でして。」と、おしょうさんはいいました。

「おおぜいの子供の世話では、おたいていでありますまい。」

「いまのところ、まだ五、六人ですが、なにしろこんな時勢で、それさえ荷が重すぎ、ときどき途方にくれますよ。しかし、またいじらしい子供の姿を見ると、これを見捨てられるものかとむち打たれるのです。」

この話をきくうち、地主の目に、一つの光景が浮かびました。過日この孤児園の孤児たちが、連れ立って、書簡せんや、鉛筆や、はみがき粉などをかんへ入れて、売りにきたとき、自分は、つれなく、「みんなあるから、いらない。」と、断ったのだった。そのとき、子供らは恨めしそうに、こちらを見たが、いずれも顔色は青く、手足がやせて、草履を引きずって歩くのも物憂そうなようすであった。

おしょうさんは、前の茶わんをとり上げて、残った茶をすすりながら、

「子供には罪がありません。みんな大人の犯した悪の酬いです。どうか、世間にそのことがわかってもらいたいのです。さすがに、子供どうしの間では同情があって、行商に出ると、鉛筆や、紙などを学校の生徒が買ってくれます。ありがたいことです。