Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
ことうのおに
孤島の鬼
江戸川 乱歩
Lisez 孤島の鬼 (ことうのおに) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 181 795 caractères · 359 écrans
片輪者の群
片輪者の群
同じ日の夕方、私は土蔵の下へ行って、例の紙つぶてによって、私の発見した事柄を諸戸に通信した。その紙切れには、念の為に烏帽子岩と石地蔵の位置を示す略図まで、書加えて置いた。
暫く待つと、諸戸が窓の所に顔を出して、左の様な手紙を投げた。
「君は時計を持っているか、時間は合っているか」
突飛な質問である。だが、いつ私の身に危険が迫るかも知れないし、不自由極まる通信なのだから、前後の事情を説明している暇のないのも無理ではない。私はそれらの簡単な文句から彼の意のある所を推察しなければならないのだ。
幸い私は腕時計を、二の腕深く隠し持っていた。捻子も注意して捲いていたから、多分大した時間の違いはなかろう。私は窓の諸戸に腕をまくって見せて、手真似で時間の合っていることを知らせた。
すると、諸戸は満足らしく肯いて、首を引込めたが、暫く待つと、今度は少し長い手紙を投げてよこした。
「大切なことだから、間違いなくやってくれ給え。大方察しているだろうが、宝の隠し場所が分り相なのだ。丈五郎も気附き始めたけれど、大変な間違いをやっている。僕等の手で探し出そう。確かに見込みがある。