Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
あんじゅうこん
安重根
谷 譲次
Lisez 安重根 (あんじゅうこん) de 谷 譲次 (たにじょうじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 49 548 caractères · 100 écrans
安重根は疲れた態でぼんやり椅子に掛けている。
柳麗玉 (嬉し気に)嫌な小母さん! ちょっとお話しにならない?
黄瑞露 もう晩いからね。(出ようとして安重根を見る)まあ、安さんの顔いろったらないよ。病気が悪いんじゃないだろうかねえ。
柳麗玉は心配そうに安重根を凝視める。「安重根ウラア!」の声が隣室に起る。
黄瑞露 (しんみりと)ねえ、柳さん。去年の春でしたかしら。一度安さんが煙秋から出て来たことがあったっけねえ。あの時分の安さんから見ると、このごろは相変りがしていますよ。さっきそこの裏口からはいって来た時、わたしゃ誰かと思った。(柳麗玉へ)どこで会ったの?
柳麗玉 (得意げに)先生の奥さまと一緒に、洪沢信さんの家へお湯へはいりに行って、あたしだけ一足先に出て来ると、洪さんの横丁でばったり――。
黄瑞露 でも、よござんしたねえ。
柳麗玉 (たのもしそうに安重根を見ながら)ええ、疲れていて、皆さんが待っていて下さるのにすまないけれど、今夜は誰にも会いたくない。何ですか、静かに考えたいことがあるって言うんですの。あたしも、皆さんに悪いようにも思いましたけれど、でも、なにしろ、大事な身体でしょう? それに、本人がそういって肯かないもんですから、ここなら、みんな集まっているだけに、かえって見つかりっこないと思って、ああして裏から