Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
いえ
家
島崎 藤村
Lisez 家 (いえ) de 島崎 藤村 (しまざきとうそん) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 126 748 caractères · 254 écrans
文学――それも面白いが、定った収入が無いのは一番困りましょう」
「言わば、お前さん達のは、道楽商売」とお種も相槌を打つ。
三吉は答えなかった。
「正太もね、お前さん達の書いた物は好きで、よく読む」とお種は言葉を続けて、「やっぱり若い者は若い者同志で、何処か似たような処も有ろうから、なるべく彼にも読ませるようにしていますよ……ええええ、そりゃあもう今の若い者が私達のような昔者の気では駄目です――そんなことを言ったって、三吉、これでも若い者には負けない気だぞや――こうまあ私は思うから、なるべく正太の気分が開けて行くように……何かまたそういう物でも読ませたら、彼の為に成るだろうと思って……」
「為に成るようなことは、先ずありません」
こう三吉が言ったので、お種は夫と顔を見合せて、苦笑した。
「お仙、兄さんにも、御茶が入りましたからッて、そう言っていらッしゃい」
こうお種は娘に言付けて、表座敷の方に居る正太を呼びにやった。
正太と三吉とは、年齢が三つしか違わない。背は正太の方が隆い。そこへ来て三吉の傍に坐ると、叔父甥というよりか兄弟のように見える。
正太が入って来ると同時に、急に達雄は厳格に成った。