Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こざくらひめものがたり
小桜姫物語
浅野 和三郎
Lisez 小桜姫物語 (こざくらひめものがたり) de 浅野 和三郎 (あさのわさぶろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 136 097 caractères · 267 écrans
十六、守護霊との問答
岩屋の修行中に私が自分の守護霊と初めて逢ったお話を申上げたばかりに、ツイ斯んな長談議を致して了いました。斯んな拙い話が幾分たりともあなた方の御参考になればこの上もなき僥倖でございます。
序に、その際私と私の守護霊との間に行われた問答の一部を一応お話し致して置きましょう。格別面白くもございませぬが、私にとりましてはこれでも忘れ難い想い出の種子なのでございます。
問『あなたが私の守護霊であると仰っしゃるなら、何故もっと早くお出ましにならなかったのでございますか? 今迄私はお爺様ばかりを杖とも柱とも依りにして、心細い日を送って居りましたが、若しもあなたのような優さしい御方が最初からお世話をして下さったら、どんなにか心強いことであったでございましたろう……。』
答『それは一応尤もなる怨言であれど、神界には神界の掟というものがあるのです。あのお爺様は昔から産土神のお神使として、新たに帰幽した者を取扱うことにかけてはこの上もなくお上手で、とても私などの足元にも及ぶことではありませぬ。私などは修行も未熟、それに人情味と言ったようなものが、まだまだ大へんに強過ぎて、思い切ってきびしい躾を施す勇気のないのが何よりの欠点なのです。