Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しょうねんれんめい
少年連盟
佐藤 紅緑
Lisez 少年連盟 (しょうねんれんめい) de 佐藤 紅緑 (さとうこうろく) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 110 920 caractères · 219 écrans
かれはしずかにページをくって、おわりのほうを読んだ、それはとくに大きく書いてあったので、やっと読むことができた。
「山田左門」
「山田?」
「山田!」
声々がいった。
「さっきのぶなの木にきざんだS・Yは、やっぱりそれだった」
と富士男は説明した。
「そうか日本人か」
人々はますますおどろいた。万里の異域に同胞の白骨を見ようとは、富士男にとってあまりに奇異であり感慨深きことがらであった。
と、ドノバンは手帳のあいだから一枚の紙をみつけた。
「地図だ」
「おう」
破らぬようにしずかにひらくと、疑いもなく地図である、それは山田がとくに念入りに書いたものらしい。四人はひと目それを見るやいなや、一度に声をあげた。
「やっぱり島だ」
「うん、島だ」
「四方が海だ」
「島だからゆきどころがなくなって死んだのだ」
「ぼくらもだめかなあ」
ぼうぜんと立ちつくす三人をはげまして、富士男は洞穴を出て、もとのぶなの木の下にきて地をほり、ていねいに白骨を埋葬した。
「ねえきみ」
と富士男は感激の眼に涙をたたえて、三人にいった。
「日本は世界じゅうでもっとも小さな国だが、日本人の度量は、太平洋よりも広いんだ、昔から日本人は海外発展に志して、落々たる雄図をいだいたものは、すこぶる多かったのだ、この山田という人は通商のためか、学術研究のためか、あるいは宗教の