Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
やまぶき
山吹
泉 鏡花
Lisez 山吹 (やまぶき) de 泉 鏡花 (いずみきょうか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 16 366 caractères · 34 écrans
妖気おのずから場に充つ。稚児二人引戻さる。
画家 いい児だ。ちょっと頼まれておくれ。
夫人 可愛い、お稚児さんね。
画家 (外套を脱ぎ、草に敷く)奥さん、爺さんと並んでお敷きなさい。
夫人 まあ、勿体ない。
画家 いや、その位な事は何でもありません。が貴女の病気で、私も病気になったかも知れません。――さあ、二人でお酌をしてあげておくれ。
夫人、人形使と並び坐す。稚児二人あたかも鬼に役せらるるもののごとく、かわるがわる酌をす。静寂、雲くらし。鶯はせわしく鳴く。笙篳篥幽に聞ゆ。――南無大師遍照金剛――次第に声近づき、やがて村の老若男女十四五人、くりかえし唱えつつ来る。
村の人一 ええ、まあ、御身たちゃあ何をしとるだ。
村の人二 大師様のおつかい姫だ思うで、わざと遠く離れてるだに。
村の人三 うしろから拝んで歩行くだに――いたずらをしてはなんねえ。
村の人四五六 (口々に)来うよ来うよ。(こんどは稚児を真中に)南無大師遍照金剛、……(かくて、幕に入る。)
夫人 (外套をとり、塵を払い、画家にきせかく)ただ一度ありましたわね――お覚はありますまい。酔っていらしって、手をお添えになりました。