Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

へいぼん

平凡・私は懐疑派だ

二葉亭 四迷

Lisez 平凡・私は懐疑派だ (へいぼん) de 二葉亭 四迷 (ふたばていしめい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 81 548 caractères · 161 écrans

Aozora Bunko

通人の話に、道楽の初は唯色を漁する、膏肓に入ると、段々贅沢になって、唯色を漁するのでは面白くなくなる、惚れたとか腫れたとか、情合で異性と絡んで、唯の漁色に趣を添えたくなると云う。其処だ、其処が即ち文学の需要の起る所以だ。少くも私は然うであった。で、此目的で、最初は小狐に居た頃喰付いた人情本を引続き耽読してみたが、数を累ねると、段々贅沢になって、もう人情本も鼻に附く。同じ性慾の発展の描写でも、も少し趣味のある描写を味わってみたい。そこで、種々と小説本を渉猟して、終に当代の大家の作に及んで見ると、流石は明治の小説家だ、性慾の発展の描写が巧に人生観などで潤色されてあって、趣味がある、面白い。斯ういう順序で私の想像で堕落する病は益膏肓に入って、終には西洋へ迄手を出して、ヂッケンスだ、サッカレーだ、ゾラだ、ユゴーだ、ツルゲーネフだ、トルストイだ、という人達の手を藉りて、人並にしていれば、中性のインヂフェレントの性慾を無理に不自然な病的の物にして、クラフトエービングやフォレールの著書中に散見するような色情狂に想像で成済まして、而して独り高尚がっていた。

いや、独り高尚がっていたのでない。