Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
こうてい
後庭
宮本 百合子
Lisez 後庭 (こうてい) de 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 565 caractères · 4 écrans
苗床と苗床との間を一杯にコスモスがひろがって居るから入って見る事も出来ない。
今の分では花などは咲きそうにもないから一層抜いてしまった方がいいかとも思われるが、水々しく柔いその葉を見ると、流石そうも仕かねる。
鶏舎に面した木戸の方へ廻ると十五の子の字で、雨風にさらされて木目の立った板の面に白墨で、
花園(第一号)
園主
世話人
助手人
と、お清書の様にキッパリキッパリ書いてある。
微笑まずに居られない。
気がついて見ると鶏舎の戸にも「養鶏所」と麗々しく書いてある。
身丈なんか私共より高くなって、太い如何にも男らしい声を出して居る子が、何でも人並みにとりあつかいたがる気持が面白い。
毎朝鳥の餌を運んで行く「みかん箱」にまで「第何号」「鶏舎専用」などと書いて居る。
可愛らしい事だと思って見て居ると、バタバタ、バタバタ一人ではねくり返って居た八つの子がそばによって来て私の□□を見てくれと云う。
手を引っぱられて金網の外からのぞくと、拇指位のやせたのが三つ四つ見えるだけで、掌の長さ位になっていい形恰にくくれて肥ったのが見つからない。
「見えないじゃあないの