Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
おもいだすままに
思い出す儘に
木暮 理太郎
Lisez 思い出す儘に (おもいだすままに) de 木暮 理太郎 (こぐれりたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 5 015 caractères · 11 écrans
これは実測図でも期し難い地形の正確さを輯製図に求める不合理を平気で敢てした使用者に罪があると言われれば一言もないのである。
初めて金峰山へ登って川端下へ下る折にも同じ憂目を見たのであった。御室では頂上から北に下ればよいのだと教えられたが、地図を見ると川端下は金峰から北に延びた長い尾根の東に在る。それで頂上の東寄りの岩の原が尽きた辺から、矮い偃松の中を下り始めたが路らしいものはない。偃松の丈は次第に高く、枝が張り出して動きがとれなくなる。引き返して五丈石の下から北に続く細径を辿って見たが、これもいつか心細いものとなって、一つの崩れを横切ると灌木の叢中に見失ってしまった。詮方なく川端下へ出ることは断念し、三度頂上に戻って、谷伝いに何処へでも下りられる処へ下りようと、左手の谷を目懸けて藪を潜り抜け、急峻ではあるが水のない広々した沢の上部に出た。赤土を帯びている岩の表面は、滑り気味で危険に思ったが少し下ると水が湧き出し、岩が大きくなって歩きよくなった、安心して下って行くと右から同じ位の大きさの沢が合している処で左岸に道の通じていることを発見して、それを辿って行く。