Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

「おお、小浜さん」

小浜さんとわが名をよばれて、兵曹長は、はっとその方を見ました。

「やあ、帆村さん、まだ爆撃中だから、あまりうごくとあぶないよ。どうして、あなたは、こんなところへ?」

帆村探偵は、全身ずぶぬれです。

「いや、えらい目にあいました。この上の洞窟の中でね。例の大利根博士にあったんですが、博士のために、すでに一命をおとすところでしたよ」

「ああ大利根博士、博士なら、さっきここへも来たが。――」

「えっ、博士は来ましたか。そして、博士はどうしました。小浜さんは、なんの危害もうけなかったのですか」

そういわれて、兵曹長は、いまいましそうに舌うちをしました。

「やられたよ、うまくやられてしまった。せっかく怪塔を占領していたのに、博士が来て、うまいこといわれて俺は外へとびだした。すると待っていましたとばかり、怪塔は空へとびだしてしまったよ」

意外な通信筒

1

硝煙のあいだに、ふたたび手をとりあうことのできた帆村探偵と小浜兵曹長とは、たがいに勇気百倍のおもいです。

「小浜さん、これから、どうしますか」

「それはわかっている。あくまで怪塔王をやっつけるのさ。