Classiques japonais avec furigana
ja-reading.com
Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
かいとうおう
怪塔王
海野 十三
Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans
それから写真機を出して、その部分をいちいちていねいにうつしました。
それがすむと、博士はどこに隠しもっていたのかへんなかたちの鋏をとりだし、鉄でできた通風筒をまるでボール紙をきるかのように、ざくざくざくと切りとりました。
「まあ、よく切れる鋏だこと」
と、ミチ子は、そばからみていて、感心していいました。
すると大利根博士は急にふりかえって、怒ったような顔をしました。
「どうも女の子は、お喋りでいけない」
ミチ子は博士のじゃまをしたので怒られたのだなとおもい、べそをかきました。
すると、そのときミチ子のうしろから、大きな手がちかづいて、その頭をやさしくなでました。
ふりかえってみますと、それは塩田大尉の手でありました。
怪塔はどこ?
1
ミチ子は、軍艦淡路の上で、しきりに妙なことをやって研究をしている大利根博士を、たいへんこわい人だとおもいました。
しかし博士は、ミチ子がなにをおもおうと平気の平左で、なにかさかんに口のなかでぶつぶついいながら、艦内をあるきまわっていました。
検察隊長の塩田大尉は、博士の前にすすみよって、
「大利根博士、あなたはあの怪塔ロケットが、このようなひどいことをやったのち、どこへ行ってしまったとお考えですか」