Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいとうおう

怪塔王

海野 十三

Lisez 怪塔王 (かいとうおう) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 167 635 caractères · 337 écrans

Aozora Bunko

ただいまも、一生懸命にさがしているところであります」

と言って来ました。

「そうか、無電を打ってこないとは心配だ。空中へのぼれば、無電は一層大きくきこえるわけだから、むこうで無電を出せば、きこえない筈はないのだ」

と、そう言っているうちに、とつぜん小浜兵曹長が、おどろいたようなこえをあげ、

「あっ塩田大尉、はいりました、はいりました。たしかに例の怪電波です。たいへん大きくきこえます。こんどは符号もよみとれそうです」

「それはすてきだ。しっかり無電をうけろ」

さて怪塔からの無電は、どんな意味のことを放送しているのでしょうか。塩田大尉は胸をおどらせて、小浜兵曹長の報告を待っていました。

2

機上に、ふたたびきこえはじめた怪電波をじっときき入るのは、小浜兵曹長でありました。

ト、ト、ト、ツート。

ト、ト、ト、ツート。

「ふむ、分るぞ分るぞ」

と、兵曹長は片手で受話器を耳の方におさえつけ、一字ものがすまいと、まちかまえていました。

すると、いよいよ怪電波は、通信文をつづりはじめました。

さあ、なにをいってくるのか?

「――カイトウオウトワボクセヨ、ホムラ」