Classiques japonais avec furigana
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かいだんぼたんどうろう
怪談牡丹灯籠
三遊亭 円朝
Lisez 怪談牡丹灯籠 (かいだんぼたんどうろう) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 879 caractères · 246 écrans
杉林の蔭より出てまいる者を透して見れば、面部を包みたる二人の男、いきなり源次郎の前へ立塞がり、
○「やい、神妙にしろ、身ぐるみ脱いて置いて行け、手前達は大方宇都宮の女郎を連出した駈落者だろう」
×「やい金を出さないか」
と云われ源次郎は忍び姿の事なれば、大小を落し差にして居りましたが、此の様子にハッと驚き、拇指にて鯉口を切り、慄え声を振立って、
源「手前達は何だ、狼藉者」
と云いながら、透して九日の夜の月影に見れば、一人は田中の中間喧嘩の龜藏、見紛う方なき面部の古疵、一人は元召使いの相助なれば、源次郎は二度恟り、
源「これ、相助ではないか」
相「これは御次男様、誠に暫く」
源「まア安心した、本当に恟りした」
國「私も恟りして腰が抜けた様だったが、相助どんかえ」
相「誠にヘイ面目ありません」
源「手前は未だ斯様な悪い事をしているか」
相「実はお屋敷をお暇に成って、藤田の時藏と田中の龜藏と私と三人揃って出やしたが、何処へも行く所はなし、何うしたら宜かろうかと考えながら、ぶら/\と宇都宮へ参りやして、雲助になり、何うやら斯うやらやっているうち、時藏は傷寒を煩って死んでしまい、金はなくなって来た