Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

かいだんおぼえちょう

怪談覚帳

田中 貢太郎

Lisez 怪談覚帳 (かいだんおぼえちょう) de 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 1 219 caractères · 3 écrans

Aozora Bunko

四手網

天狗

荒倉の狸

四手網

俳優の木下がまだ田舎まわりの馬の脚であった時、夜、利根川の土手を歩いていると、むこうの方の川縁に時とすると黒い大きな物があがって、それが星あかりに怪しく見える。ふるえふるえ往って見ると、それは四手網をあげているので、

「ああ、よかった」

と云うと、今度は四手網の男が驚いて、

「わっ」

と云って水の中へ落ちた。

天狗

先輩高木孟旦翁の話。高木翁が土佐の本山と云う山奥の村で小学教師をしている時、己の家へ帰ったことがあったが、其の途中にかし山と云う山があって、其の峠には天狗が出るという噂があった。高木翁が其のかし山の峠にかかった時、木の間に音がして、五六尺もある怪物がばさばさとやって来て、それが天窓にさわった。これはてっきり噂の天狗だろうと思って、土の上につっ伏して顫えたが、やっと起きて見ると、もう怪物の姿は見えなかった。高木翁は安心して山をおり、下の茶店でうどんを喫いながら、

「今、天狗にあった」と云うと、茶店の老婆は、

「それは、もまだよ」と云って笑った。

荒倉の狸

土佐の荒倉山には狸が出て人をたぶらかすと云うので、附近の者は恐れていた。弘岡の下の村の庄屋は、荒倉の狸のことを聞いて、ほんとに狸が化けて人をたぶらかすか、たぶらかさないかをたしかめようと思っていると、高知に往く用事が出来たので、高知に往ったが、今晩