Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

きょうふのくちぶえ

恐怖の口笛

海野 十三

Lisez 恐怖の口笛 (きょうふのくちぶえ) de 海野 十三 (うんのじゅうざ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 60 713 caractères · 122 écrans

Aozora Bunko

「あら、あたしは課長さんにぜひお願いしたいわ。でも一郎さんは、あたしがお嫌いなのよ。どうせあたしは独りぽっちで、地獄へ墜ちてゆくのだわ――」

とジュリアはヒステリックに云って、ハンカチーフを鼻に当てた。彼女の打数はいよいよ荒れていった。

そんな風にして、コースを一巡した結果は、大江山がズバ抜けて成績がよく、ずっと落ちて普通の成績を示したのが蝋山教授と矢走千鳥で、雁金検事も西一郎も更に振わず、ジュリアに至っては荒れ切った悪成績だった。

「イヤ恐ろしい成績表だ。全く恐ろしい」

と雁金検事は首を振って一郎の顔をみた。

「全く、こんなに恐ろしく打てようとは、当人の方で面喰っているところですよ」

と大江山課長は自分のことが問題にされているんだと早合点して、極り悪る気にいった。

「時間があれば、もっと廻りたいのだが……」

と検事が云ったが、凄い当りをみせた大江山も至極同感だった。しかしジュリア達の出演時刻のこともあるので、時間が足りないから止めにした。その代り検事と課長は練習場で、球を戞ッ飛ばしに出ていった。ジュリアと千鳥とは、その間にクラブ館の奥にある噴泉浴へ出かけた。