Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

あいしょへき

愛書癖

辰野 隆

Lisez 愛書癖 (あいしょへき) de 辰野 隆 (たつのゆたか) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 404 caractères · 23 écrans

Aozora Bunko

「……場所をとらぬ簡便な図書室を造る最良の方法は、例えば、十二巻の全集中、六頁だけ有用と信じたら、六頁だけ切取って、余は火中す可し」

然しながら、以上三人のフランスの粗探しが、二世紀に渉って、皮肉混じりの警告を発したって、愛書家の病がそれで癒おる筈もない。そう云われれば意地になって蒐めたがる奴も飛び出して来る。然し、如何なる蒐集家でも、書物に対して多少の註文がないわけではない。で、先ず僕は此処で蒐集家の趣味、態度と云ったようなものを一言して置く必要があると思う。一体、蒐集家に通有な好みは、一般的にいえば、全集を求める事である。之は頗る当然で、別に説明を要せない。次には、書物の頁の縁の広い事である。度々製本を仕直す中には、縁が段々に狭くなるものであるから、始めから縁にゆとりの無い書物を愛書家は特に忌むのである。現に、僕の持っているモンテーニュの『論集』(十七世紀ライデン版)などは、ロバート・ラングと云う人のエキス・リブリスが貼ってあって、少くも僕自身では、相当に佳い本だとは思うが、何分、縁に余白がなくなっているので、手に把って暫く眺めていると、どうも掾側が狭すぎて、稍窮窟な感じを与えるのが暇である。