Lecture japonaise

Classiques japonais avec furigana

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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.

〈わがあいするしじんのでんき〉(ほい)

〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺)

室生 犀星

Lisez 〈我が愛する詩人の伝記〉(補遺) (〈わがあいするしじんのでんき〉(ほい)) de 室生 犀星 (むろうさいせい) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.

N2 · avancé · kanji et kana modernes · 11 167 caractères · 22 écrans

Aozora Bunko

おれの庭には何も石の造形物は一つもないんだよ、がらがら庭に秋草が乱雑に咲いているだけだ、縁の下には古下駄がころがっているだけだ、何とか庭を作りたいんだが棄石一つないんだからねと、彼は可憐な五輪塔の頭をなでながら傍から離れなかった。私は庭の石類は他人に頒けたことはないが、佐藤の役者のようなのっぺりした顔立ちの、どうかすると鼻毛までつるっと剃らせるという、変につるんこの風貌がさびしくなり、私自身もこれは頒けたくないと思いながらもつい言って了った。これを持って帰る勇気があるんならあげるがね、そうだな三貫五百目から四貫目近くあるんじゃないかね、と、いうと、なあに四貫目くらいならわけがないよと、佐藤は五輪塔を軽々と抱き上げて見せた。大丈夫持てるさ、電車まで持って行くくらいなら訳のないこった、くれるのに決心ついたかあ、庭の物は君は大切にするからなあ、無理してあとで欲しがっても遅いよと彼はいい、私はほかにもあるから頒けようといった。これ一基あれば庭を作る目標が出来たようなものだ、そして私と二人で縄と藁で荷作りをし、佐藤は意気揚々とそんなに重くないよと何度もいい、表通りに少しひょろついて出て行った。