Classiques japonais avec furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lisez 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 125 950 caractères · 249 écrans
また山之助の突掛ける所を引外して釣瓶形の煙草盆を投付け、続いて湯呑茶碗を打付け小さい土瓶を取って投げる所を、横合からお繼が、親の敵覚悟をしろと突掛けるのを身を転して利腕を打つと、ぱらり持っていた刃物を落し、是はと取ろうとする所を襟上を取って膝の下へ引摺寄せる、山之助は此所ぞと切込みましたが、此方は何分手ぶらで居った所、幸いお繼が取落した小刀が有ったからそれを取って、
太「これ怪我を致すな、人違いを致すな、宜く心を静めて面体を見ろ、人違い/\」
と二三度打流したが、相手の方から無二無三に打って掛るから、
太「これ人違いを致すな」
と払い除けました、其の切尖が山之助の肩先に当ると、腕が利いて居る、余程深く斬込みました。
山「あア」
どんと山之助が臀餅をついたなり起上る事が出来ません、山之助が斬られたのを見るとお繼が
「わーっ」
と其の場に泣倒れました。
太「これ何処へ参って居るかな、これ照や、狼藉者が這入ったが、何処へ参って居るか、これ早く燈光を持って参れ、燈光を……」
此の時女房は裏の井戸端で米を磨いで居りました。じゃ/\/\/\と米を磨いで居り、余程家から離れて居りまするから、右の騒ぎは聞えませんだったが、大声で呼びましたから、何事かと思って慌てゝ家へ這入って見ると右の始末、