Classiques japonais avec furigana
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かたきうちふだしょのれいげん
敵討札所の霊験
三遊亭 円朝
Lisez 敵討札所の霊験 (かたきうちふだしょのれいげん) de 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 125 950 caractères · 249 écrans
その方が私は仕合せじゃ」
永「うん然うか、今金を遣るから、若し渡し口の方から此方へ人でも来ると何うも成らぬから、模様を見て居てくれ、金の勘定をするからよう、封を切って算える間向うを見て居ろよ」
眞「まだ渡しは開きやアしません、この霙の吹ッかけでは向うから渡って来やアしますまい」
と眞達が浮かり渡し口に眼を着けて居りますると、腰に差して居りましたる重ね厚の一刀を抜くより早く、ぷすりっと肩先深く浴せますと、ごろり横に倒れましたが、眞達は一生懸命、
眞「やアお師匠さん、私を殺す気じゃな」
とどん/″\/″\/″\と死物狂い、縋り付いて来る奴を、
永「えゝ知れたこっちゃ、静かにしろ」
と鳩尾の辺をどんと突きまする。突かれて仰向に倒れる処を乗掛って止めを刺しました処が、側に居りましたお梅は驚いて、ぺた/\と腰の抜けたように草原へ坐りまして、
梅「旦那」
永「えゝ確かりせえ」
梅「確かりせえと云ったって、お前さん酷い事をするじゃないか、眞達さんを殺すなら殺すと云ってお呉れなら宜いに、突然で私は腰が抜けたよ」
永「えゝもう宜いや、そんな意気地のない事で成るか」