Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しん・へいけものがたり
新・平家物語
吉川 英治
Lisez 新・平家物語 (しん・へいけものがたり) de 吉川 英治 (よしかわえいじ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 123 012 caractères · 245 écrans
篝り火談議
あとの畷のやみには、いつまでも、小さい焔を振っているのが見える。
たれか思い得たろう。後年、六波羅の平家一門中、権謀むしろ入道清盛をもこえて、世に“縉紳の侠”とおそれられた平大納言時忠こそ、実に、良家の一不良――この日のお玉杓子であろうとは。
篝り火談議
朝。――兄弟たちは、こもごもに、父忠盛の居間へ、あいさつに出る。
いちばん下の、幼い家盛へたいしてすら、父の方でも、ていねいに、礼をうけて、何か、朝の一言を、元気にいってやる。武者の家のしつけであり、ことに、母のいない子らにとっては、これが、太陽とともに、かれらの朝を、ほがらかにした。
清盛は、前日の使いのおもむきを、父へ答えていた。
『時信様からは、べつに、御返書はございませんでした。穀倉院には、おいでにならず、丹波口のおやしきまで、伺いました。いや、あの辺は、実に、分かりにくい土地で……やっと尋ねあてたほどです。夜に入るまで、馳走にあずかり、くれぐれ、よろしくとのおことばで』
それから、途中で会った鳥羽の僧正の言づても伝えたりすると、忠盛は、
『僧正には、あいかわらず、お絵を描いて、ひとり楽しんでいらっしゃるとみえるの。