Classiques japonais avec furigana
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Lisez des classiques japonais en ligne avec furigana. Filtrez par niveau JLPT, touchez un mot pour le sens et traduisez une phrase.
しんたからじま
新宝島
江戸川 乱歩
Lisez 新宝島 (しんたからじま) de 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 99 590 caractères · 197 écrans
「ア、もしかしたら、これ西洋人のお墓じゃないかしら、いつか写真帖で、こんな形の墓場を見たことがあるんだよ」
何事によらず、まず最初判断を下すのは哲雄君でした。そして、その判断がたいていは当るのです。そういう事にかけては、三人の内、哲雄君にかなうものはありませんでした。
しかし、墓場としても、いったい誰の墓場なのでしょう。
おとし穴から矢印、その矢印をつたって来ると、今度は奇妙な十字架です。少年たちは意外なものばかり見せつけられて、むつかしい謎でもかけられたように、何が何だかさっぱりわけがわからなくなってしまいました。
ところが、意外はそればかりではなかったのです。
「オヤ、あんなところに、ほら穴があるぜ」
今度は保君がそれを見つけて叫びました。
やはり湖のこちらの岸に、ちょっとした岩山があって、その岩山のすそに一メートル四方ほどの、いびつな穴が黒く見えているのです。
「行って見ようか」
「ウン、行って見よう」
三人は何だか気味悪く思いましたけれど、こわいもの見たさで、その穴のそばへ行ってみないではいられませんでした。
そこで、でこぼこの岩の上を、飛ぶようにして、その穴のそばに近づき、ソッと中をのぞいて見ましたが、のぞくやいなや、三人はギョッとして、身動きも出来なくなってしまいました。