Classiques japonais avec furigana
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にほんのでんせつ
日本の伝説
柳田 国男
Lisez 日本の伝説 (にほんのでんせつ) de 柳田 国男 (やなぎたくにお) en japonais avec furigana. JLPT N2. Touchez un mot pour le sens.
N2 · avancé · kanji et kana modernes · 104 931 caractères · 207 écrans
その名を粉附地蔵といい、ほんとうは子好き地蔵だろうという説もありましたが、たしかなことはどうせわかりません。(日本周遊奇談。愛媛県温泉郡道後湯之町)
駿河の鈴川の近くにも、小僧に化けたというので有名な石地蔵がありましたが、これもお祭りの時に白粉を塗って化粧をしました。(田子之古道。静岡県富士郡元吉原村)
相模の弘西寺村の化粧地蔵、これも願掛けをする人が白粉や、胡粉を地蔵のお顔に塗って拝みました。(新編相模風土記。神奈川県足柄上郡南足柄村弘西寺)
近江の湖水の北の大音村の粉掛地蔵は、このへんの工場で糸とりをする娘たちが、手が荒れた時には、米か麦の粉を一つかみ持って来て、この地蔵に振り掛けると、さっそくよくなるといっております。(郷土研究四編。滋賀県伊香郡伊香具村大音)
安芸の福成寺の虚空蔵の御像には、附近の農民が常に麦の粉や、米の粉を持って来て供えました。それはこの仏の御名を「粉喰うぞ」というのかと思って、それならば粉を上げたら喜ばれるだろうということになったとの話もありますが(碌々雑話)、これとてもはやくから粉を掛けていたために、一そうそんな説明が信じ易くなったのかも知れません。